フールナイト あらすじ、魅力、感想の3つで伝えます
ぜひおすすめしたい漫画「フールナイト」
設定が見たことがない切り口で、とても驚かされました。この世界がどうなっていくのか、ただただ気になる漫画です
- フールナイトってどんな漫画なの?
- フールナイトが見るに値するのか知りたい!!
フールナイトのあらすじ、魅力を伝えていきます
あらすじ
ぶ厚い雲に覆われ陽が差さなくなった遥か未来の地球。
植物が枯れ酸素も薄くなった世界。しかし人類は、人を植物に変える技術を開発し、わずかな酸素を作り出して生き延びていた。
先の見えない世界でも人として生きるか、苦しみを捨て植物として新たな生へ踏み出すか。人々は選択を迫られるーー。
フールナイト 第1巻
主人公のトーシローは、14時間拘束で月給9万の工場で働いている。精神病で働けない母と二人暮らしで、薬代には2万円かかる。
この生活苦のなかでトーシローはこれからどう生きていくのか…
フールナイトが面白いと思った魅力 3選
1.漫画の世界観(設定)が面白い
陽が差さなくなった世界という設定が新しくて面白い。植物が育たないから酸素を作り出すことができません
植物(花、木、食べ物)が育ちにくいことによる物価の高騰や、夜のみが続く闇だから精神は落ちていく一方です。加えて、母親が精神疾患で薬がないと暴れてしまう境遇のトーシロー
恵まれない環境でトーシローがどのように生きるのか見どころです
2.花(酸素)になれば1000万貰える
この世界では、人間に種を植え込んで植物にする『転花』技術があります。
植物になれば、微細な光から酸素を作り出すので多くの人間が生きることができます。ただし、転花した人の寿命は2年間
そのため、基本は死期が近い人に限られますが、希望者は転花して政府からの支援金1000万を貰うこともできます
命の代わりに1000万の支援金が貰える選択肢が、色々な人に関わって面白くしています
3.主人公(トーシロー)の能力
トーシローは完全に霊花になったものからの声を聞ける唯一の存在です
普通の人は完全に霊花したものの言語を理解することはできませんが、トーシローだけは霊花の声を聞くことができます
トーシローの能力が随所に光って、物語が進んでいきます
感想
ダークファンタジーの雰囲気がとても好きです
設定が『暗闇の世界』だから、この世界やトーシローはどうなっていくの??と行末がとても気になりました!!そこが読んでいて面白いです
トーシローのブラックな工場勤務や母親をみるのはつらかったですが、このような境遇で生きている人もいるよなと思ったり。。。トロッコ問題のような、解決が難しいことも描写されているのがとても見応えありました
ぜひお暇なときに手をとってみてください!!

意外にも『マンガ大賞』や『次にくるマンガ大賞』にランクインはしていなくて不思議すぎます(2020年連載開始)