図書館の大魔術師は、あまりの面白さに衝撃を受けました
超絶きれいな絵、完璧な構成のストーリー、1巻毎に必ずある響くメッセージ
結果、読む手が止まらない
図書館の大魔術師は全人類に読んで欲しい漫画
まだ読んでない人は、どうか読んでほしい
未読の方へ伝わるように、図書館の大魔術師のおすすめポイントを3つご紹介いたします
あらすじ
アムン村に暮らす少年シオ=フミスは本が大好きですが、貧民街で耳長のために差別されて、図書館を使わせてもらえませんでした。
そのため、世界中の本が集まり、色んな民族がいる、本の都”アフツァック”に行くことをシオは夢見ていました。
ある日、アムン村にアフツァックの図書館で働く司書(カフナ)が4人訪れます。カフナの1人であるセドナに出会い、セドナが「かっこよかった」からシオはカフナを目指すことに
シオが目指したカフナとは?全室を紹介
カフナの仕事は全12室(へや)あります
一つの仕事に集中できるように12室に分かれています
明かされている室の仕事を一部ご紹介します
- 修復室・・・貸し出した本や新たに発見された古書の修復を行う
- 渉外室・・・図書館を地方に広げるために交渉をしたり、新たに発見された書物を獲得するために活動する部署
- 守護室・・・貴重な本を狙う悪者や違法書物を取り締まる、本の警察のような部署
カフナへの司書試験は難関です
受験者は毎年800人以上で、そのうち見習いとしてカフナに入れるのは20数名です
見習いのカフナは1年間各室への授業を受けた後、担任により配属先が決まります。(成績優秀者上位3名は自分が希望する室へ行けます)
セドナさんは守護室です。これからシオはどこに入るのか、とても楽しみです
おすすめポイント 3選
1.優しくて、心が強い主人公のシオ=フミス
主人公のシオ=フミスはとても優しくて、かわいらしい青年です
優しくてかわいいシオですが、カフナを目指してひたむきに努力をします
朝は学校、昼は目一杯働き、夜は勉強する生活を7年間も続けるのです
カフナを目指す人は、働かないしほぼみんな塾に通います。それでも、シオは自分の境遇を恨まずに、大変な事を続ける心の強さがあります
物語の随所でシオは信念を貫きます。優しくて心の強いシオに目が離せません
2.8つの属性とストーリーの背景が超絶面白い
8つの属性を使ったバトルに注目です!!
現時点では、1人につき一つの属性です。そして、生まれた民族で属性は決まりません
属性には識別方法があます。例えば、水マナの人は、汗っかきやおねしょがなかなか治らなかった、など特徴が表れてわかります
バトルシーンは6巻時点で多くはありませんが、これから白熱しそうです
それは、シオが生きている平和な世界から、乱世になっていくからです
- ニガヨモギという厄災が現れる
- 7人の大魔術師がニガヨモギを封印する
- ニガヨモギが残した”灰白色の死”で、大陸の多くの土地が住めなくなる
- 残った土地を7つの民族が奪い合う
- 悲しんだ7人の英雄が再び立ち上がり、土地の分割を決める
- 95年の平和の後、英雄はみんな政治を退き、各民族が世代交代する
- 彼らは一緒に戦った盟友ではない。それぞれが己の利益の為に動き出す
英雄がいるときに攻撃したら、道徳的に民からの信頼を得られない側面もあります
英雄という抑止力がなくなり、7つの民族が各々の利益の為に、また争いを始めようとしています
8つの属性があるバトルと、7つの民族の関係性にこれから注目です!!
3.1巻ごとに必ず素晴らしいメッセージがある
1巻ごとに必ず素晴らしいメッセージがあります。それは、生きていく上で大切なことを教えてくれます
それを伝えるために、僕のお気に入りのシーンを一つ紹介します
アムンの村で仕事を終えたセドナは、アフツァックへ帰ることになります。お別れでシオは言います
本当にお別れですか・・・?
僕・・・この村が嫌いなんです・・・学校の同級生が嫌いですッ 助けてくれない大人達が嫌いです!お姉ちゃんに苦労させてる僕が嫌いです・・・僕は何もできない自分自身が大嫌いです・・・・ッ!!
だから・・・僕は・・・ 主人公を待っているんです・・・いつか僕の前に 主人公は現れますか・・・!?
図書館の大魔術師 1巻引用
シオはこの村から自分を連れ出して、全てを変えてくれる主人公を求めていました。そんな期待の言葉にセドナは言います
主人公は現れたりしない 誰の前にも決して
なぜなら君の目に映る景色は君だけのモノであり 他の誰の目を通しても見ることはできないからだ
シオ!!主人公は君だ!己の力で物語を動かし!!世界を変えろ!!!
図書館の大魔術師 1巻引用
自分しか主人公になれないから、主人公が現れることはない。
当時6歳のシオには厳しい言葉ですが、君が主人公だから自分の手でページを進めるしかない!と激励を送っています
その後、とある会話でシオは「アムン村の皆も大好き」と話すシーンがあります。勤勉に働きながら一生懸命勉強するシオをみて、村人の目が変わりました。
貧民街で耳長(異民族)だからいじめられていた少年が、自分の力でひっくりかえしたのです。
もう痺れましたね。自分を変えてくれる人を待っていた少年が、自分の手で、村と自分自身を変えたんです
心に響いて、自分も一生懸命生きようという気持ちになれます
感想
あまりの面白さに衝撃を受けました。こんなにも面白いと思った漫画はそうありません
絵とストーリーが良すぎて、この世界に入り込んでしまいます。面白すぎて3周読みました
全人類に「図書館の大魔術師」を読んで欲しいです
【結論】図書館の大魔術師を読むなら「Ameba漫画」
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